アトピー性皮膚炎は「治らない」?
年が明けてあっという間に3週間経ちました。 お正月のラッシュも終わり、いつもの冬の人出に戻ってきました。 すこしすいている時間もありますので、 あまりお待たせせずに済むと思います。 皮膚のトラブルでお困りの方は、お気軽にお越し下さい。 皮膚科の病気の多くは治療によって治るのですが、 中には治りにくい方もあります。 35年の藤田皮膚科医院の歴史の間には、 生後まもなくから、大人になって今に至るまで おいでくださっている患者さんもあります。 「どうせ治らないことは分かっています。」 すっかり諦めている、というか、 もともとの皮膚の状態を忘れてしまっている方もあります。 アトピー性皮膚炎の方の中には、お薬を付けるとよくなるので、 少し良くなるとそのままにされて、薬がなくなると、 忘れた頃にやって来られるかたも多くおられます。 ここ10年ほどで、アトピー性皮膚炎を取り巻く 治療、検査の環境は大きく変わりました。 「TARC」という、皮膚炎の程度を表す検査値が、 採血でわかるようになりました。 自分では良くなっているつもりでも、検査をしてみれば、 検査値が
あけましておめでとうございます。
少し遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。 昨年10月から新体制になって3か月、 年始は1月5日より診療を再開しましたが、 連日たくさんの患者さんにおいで頂いています。 「痒い所に手が届く診療」をモットーに、 より一層丁寧に、かつ迅速に診療を進めたいと思っています。 今年もよろしくお願いいたします。 過去2回、当ブログで乾燥肌についてコメントしましたところ、 「体を洗わないようにすると、かゆいのがなくなりました」 という声もちらほら聞こえてきました。 マスコミでも、少しずつ洗い過ぎることの弊害を 取り上げてくれているようです。 疲れて仕事から帰ってきたら、熱いお風呂に入って 体を洗ってさっぱりしたいところですが、 「高温多湿の夏と同じスキンケアでいいのだろうか」 と疑問に思うことはないですか? 冬場の乾燥する時期、体を守る成分を洗い流さないように 生活習慣を見直してみてはどうでしょうか。 気持ちいいからといってゴシゴシこすると、湿疹は治りません。 むしろ悪化することが多いのです。 子供さんは、大人と同じ温度のお風呂に入ると、 より皮膚