寒中お見舞い申し上げます。

大寒から立春に向かって、
ますます寒い毎日です。
いつもなら冬に差し掛かると、
患者さんが減ってくるのが
皮膚科の常なのですが、
今年はあまり減る様子がありません。
うれしい悲鳴なのですが、
老若男女、乾燥肌を洗い過ぎて
皮膚炎を起こしている方が
まるで川の流れのように
次々診察室にこられるのを見るにつけ、
複雑な気持ちになってしまいます。
最近アメリカの皮膚科学会が声明を出しました。
「6-11歳の小児は一般的に、
週に2-3回入浴すればよい。 6-11歳は一般的に思春期までは
週1-2回のみの洗髪で十分。」
きれいに洗うことが大切と思って
日々生活している私たちにとって、
実に衝撃的なニュースではないでしょうか。
マスメディアの圧倒的な力の前に、
(洗剤を買って、清潔に洗うことを
目と耳から強迫的に刷り込む)
ごまめの歯ぎしりだとは思いつつも、
過去2年間に来院された65歳以上の患者さんに
寒中見舞いを皆さんに送らせていただきました。
山火事を消すハチドリのような決意ですw
残念ながら寒中見舞をお届けできなかった方に、
こちらのブログでご案内させていただきました。
ご家族で実践していただければ、
冬の乾燥するシーズンが少しでも
楽に過ごしていただけるのではないか、
と思いますよ。
まだまだ寒いですが、
皆さんどうかお元気にお過ごしください。