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虫に刺される前に!


まずは西日本豪雨の被害に合われた方々に、お見舞いを申し上げます。

すぐには回復は難しいかもしれませんが、

少しずつ、復興への道を進んでゆくことができますよう、

祈りつつ日々の診療に邁進してまいります。

異常高温が連日報告されていますが、

お元気でお過ごしでしょうか。

セミも揃って大合唱、

自然界の生き物たちが活発になる頃です。

我々人間も例外ではありません。

そろそろ夏休みも始まります。

海へ山へと、行動範囲や活動内容が

ぐっと広がる時期です。

蚊やアブなどに血を吸われて、

皮膚に赤いぶつぶつができてしまった人が、

皮膚科外来にはたくさん来られます。

その他、マダニがくっついたまま来られる方や、

毛虫の毛、我の鱗粉などに反応して

皮膚炎を起こされる方もあります。

詳しくは日本皮膚科学会HPの

虫刺され」の項目を御覧ください。

また、去年のこのページの記事もご参照ください。

炎症がひどい場合には、ホルモン剤を塗ったり、

抗ヒスタミン剤を飲んだりすることで、

症状を抑え、自然に治癒するまでの

症状を緩和して差し上げます。

(全く症状がないのに、

「蚊に刺されたときの薬をください」

と言われる方には、

お断りを申し上げています。

帯状疱疹など、

虫刺されでないものに塗ることで

悪化することもあるからです。)

「すぐ良くなりました!」と患者さんから

喜びの声を聴くのは嬉しいものです。

しかしながら、虫刺されは刺されないことが一番

「そんな事はわかってますよ(笑)

そんな方法があれば教えてください。」

患者さんは苦笑されます。

ところが、2015年から厚生労働省の認可が

新たにおりた薬剤があります。

イカリジンという成分です。

虫が酔っ払ったようになって人を刺せなくなるとのことです。

こちらの成分は。子供にも安心して使えるそうです。

上手に使用しながら、虫刺されの被害を最小限にとどめて、

屋外の活動をなさってください。

それから、高温多湿の環境では脱水になることも多いです。

水分大目に、熱中症対策も十分しながら、

楽しい思い出がたくさんできる夏となるといいですね。

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