アトピー性皮膚炎の全身療法~3.シクロスポリン内服について~
子供たちは楽しい春休みに入りました。 みんなでお花見に行くのも楽しみですね。 春休みになると、僕が小学校の頃はよく山へ行って、 スーパーの袋いっぱいつくしを採ってきていました。 つくし採り、今の子供たちはあまりしないのでしょうか。 近くの土手までみんなで散歩がてら行ってみるのもいいですよ。 さて、過去二回にわたって、アトピー性皮膚炎の全身療法について 簡単に紹介させていただきました。 アトピー性皮膚炎は、 “増悪・寛解を繰り返す、 かゆみのある湿疹を主病変とする 慢性に経過する疾患であり、 患者の多くはアトピー素因をもつ” と定義されています。 つまり、 『良くなったり悪くなったりする皮膚炎を繰り返す』 ということです。 せっかく良くなったのに、また悪くなると、すっかり滅入ってしまって、 「やっぱり治らないんだ」 と思ってしまいがちですが、一喜一憂してはいけません。 それを何度か繰り返しているうちに、コントロールが良くなってくれば、 「悪くなってもこのくらい」という波の振れ幅が 徐々に小さくなってきていることが実感できるはずです。 中途半端にしか
電子カルテ導入しました!
3月になり、日中はすっかり暖かくなりました。 当院では、より良い患者サービスと医療安全向上のため、 3月2日(月)より電子カルテを導入いたしました。 今日がその第1日目。 先月末には紙カルテとの並行稼働を行い、 問題のないことを確認してからのスタートでしたが、 いざ本番となるとおっかなびっくり。 でも、患者さんのご協力もあり、 ほぼ普段通りの人数の患者さんが来られても 特に滞ることなく無事終了しました。 まだ紙カルテを見ながらの診療なのですが、 いずれこの紙がなくなる、と思うと、 過去35年間紙カルテでやってきた歴史の重みを 改めて感じます(現在のカルテ通し番号は約45,000!)。 古くからの患者さんの分厚いカルテには 紙の温かみとともに、色々な思いが染み付いているようです。 紙カルテには紙の良さがあります。 たとえば、細かい皮疹の様子などを描写するには、 コンピューターのディスプレーは赤青鉛筆に遠く及びません。 しかしながら、電子化することによって、 臨床写真の保存、閲覧などはより容易に患者さんのカルテと 関連付けることができます。 診察内容